頭痛タイプ別で改善に効くツボを徹底解説


いろいろ試したけどあまり良くならない…

今何とかしたいけど、痛み止めがない、どうしよう…

薬ばかり飲むのもちょっと…

いつでも起こる頭痛。

とても不快で今すぐにでも何とかしたいですよね。

今回は少し違った角度から、頭痛にオススメのツボのご紹介です。

いつでもどこでも、今すぐにでも!

これでもう頭痛も怖くない!


そもそもツボって何?

実はツボには実態がないんだそうです。

誰もが知っているはずなのに実態がないなんて、何だかとても不思議な話ですね。

東洋医学の「気」の概念に基づくもので、「気」とは、生命エネルギーそのものを指していて、目には見えないけれど、体を構成し生命活動を維持するという重要な働きを持っているのだとか。

気は体中にある「経路」を通って内臓や筋肉、皮膚に働きかけます。

経路には期の出入り口となる「経穴」があり、これがいわゆるツボのこと。

全身に点在するこの経穴を刺激することで、経路を流れる気を調整し、流れがスムーズになれば体調が整うという考え方です。


緊張型頭痛のあなたにオススメのツボ

百会(ひゃくえ)

頭のてっぺんと、両耳と鼻の延長戦が交わる部分が百会です。

体の中心に向かって、垂直に押してみましょう。


風池(ふうち)

耳の後ろの骨と、後頭部のくぼみの中間点です。

頭痛、肩や首のこり、鼻づまりなどに効果があります。


天柱(てんちゅう)

首の骨の両側にある太い筋肉の外側のくぼみです。

頭痛、眼精疲労、顔のむくみなどに効果があります。


完骨(かんこつ)

耳の後ろにある骨のふくらみの下、後ろ側です。

頭痛、首のこり、顔のむくみ、めまいなどに効果があります。


肩井(けんせい)

首と肩先の真ん中で、肩の筋肉の中心にあります。

頭痛、肩こりなどに効果があります。


太陽(たいよう)

目とまゆ、それぞれの端の中間点から指2本分外側にあるくぼみです。

頭痛、眼精疲労などに効果があります。


頷厭(がんえん)

髪の生え際に指をあてて、口を開け閉めした時に動きを感じるところにあります。

頭痛、眼精疲労、耳鳴りなどに効果があります。


印堂(いんどう)

眉間の真ん中にあります。

頭痛、鼻炎や眼精疲労、不眠などに効果があります。


片頭痛タイプのあなたにオススメのツボ

手三里(てさんり)

肘を曲げた時にできる横のシワから、手首に向かって指3本分のところにあります。

肩こり、寝違いなどに効果があります。


合谷(ごうこく)

人差し指と親指の骨が合流する部分から、少し人差し指側にあります。

「万能のツボ」とも呼ばれています。

頭痛、生理痛、歯痛、肩こりなどに効果があると言われています。


崑崙(こんろん)

くるぶしの外側とアキレス腱の間にあるくぼみです。

頭痛、めまい、吐き気、腰痛、足のむくみなどに効果があります。


足臨泣(あしりんきゅう)

小指と薬指の骨が合流するあたりにあります。

頭痛、首や肩のこり、月経委不順などに効果があります。


*ツボを見つけるには少し慣れが必要かもしれません。

まずは大まかな目安の位置を見つけ、その付近をそっとなでてみましょう。

周りの皮膚よりへこんでいたり、硬くなっているところ、押すと少し痛いところがツボです。


ツボってどうやって押すのがいいの?

ツボを押す基本、それは「指の腹で垂直に押す」ことです。

強さは気持ちいいと感じるくらいが適切で、軽く押せば十分です。

息を吐きながら、3~7 秒くらいかけてゆっくり押し、ゆっくり戻します。

1 日 4~5 回を目安に押しましょう。


こんな時は、ツボ押し NG!

  • 食事の前後1時間
  • お酒を飲んだ後
  • 入浴の前後
  • 押したい場所に痛みや晴れ、熱感がある時


押した直後に痛くなる、押したところがあざになったなどの場合は、ちょっとやりすぎです。

ちょうどよい加減を見極めることも大切です。


まとめ

私たちの体にはまだまだ不思議がいっぱいつまっていますね。

日ごろあまり触れる機会のない東洋医学ですが、自分の持つ力を最大限に発揮できるようにするという点で、特記すべきデメリットがなく、とても健康的な対処法です。

みなさんもぜひ自分の体を知り、頭痛とうまく付き合っていく方法の1つにしてみてください。

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