大切な時に限ってやってくる、定期的に必ずやってくる…
そんな厄介な頭痛。
実は生活習慣を見直すことで、予防ができるのです。
今ある痛みから解放されたい気持ちから、つい薬に頼ってしまいがちですが、それでは根本的な解決にはなりません。
この機会にぜひ、予防のための生活習慣を身につけましょう。
片頭痛を防ごう
こめかみ周囲がズキンズキンと痛み、仕事や家事などで体を動かすとさらに痛みが強くなり何もしたくなくなるなど、日常生活に支障をきたすこともしばしば。
いったん痛みが出るとその後もしばらく続き、多いと月に3回以上も周期的に繰り返す片頭痛…なんとかして予防できたらいいですよね。
片頭痛の原因には諸説ありますが、頭痛の引き金となる誘因もいくつか分かっています。
- 女性ホルモン
- ストレス、疲労
- 肩こり
- タバコやアルコール
- 寝不足や寝過ぎ
- 空腹、偏った食生活
これらの誘因を避けるだけで、片頭痛の予防に効果があります。
さらに日常生活ではどんなことができるでしょうか。
イタリアンより和食を
脳の血管が広がり神経が刺激すると起こる片頭痛。
食事では、脳の血管を広げたり縮めたりする物質を避けることで、片頭痛の予防につながります。
ポリフェノールやチラミンは、血管に作用する物質とされていますが、これらを多く含んでいるのがイタリアンです。
オリーブオイルやチーズ、赤ワイン、ハム、サラミなど、イタリアンの代表食材に多く含まれています。
反対に、和食には少ないという傾向があります。
たまにはイタリアンも食べたい所ですが、それはとっておきのお楽しみにして、日ごろ和食を心がけてみるのはどうでしょうか。
乗り物は座席に注意
乗り物はそれ自体が振動を発生させます。
また、新幹線や飛行機などは特に、気圧の変化が大きく脳への刺激となります。
それだけでなく高速で流れていく車窓からの景色や日差しでさえも、片頭痛の引き金となります。
そこで、これらの刺激から遠ざかることができれば、片頭痛予防もばっちり。
バスならエンジンやタイヤの真上の席は避ける、新幹線は進行方向に対して右側の座席ではすれ違い時に気圧の変化を受けやすいので通路側に、飛行機を使う機会を見直したりするのも効果的です。
移動中の綺麗な景色は見たいもの。
けれどもそこをグッとこらえれば、もしかすると今まで苦痛でならなかった移動も、へっちゃらに!なんてことになるかもしれません。
光や音、においなどの環境にも注意
環境の変化に対して、脳は過敏に反応します。
この反応こそが片頭痛の引き金になってしまうもの。
コンサート会場や映画館、真夏の浜辺、カラオケボックスなどはまさに危険スポット。
光の刺激だけでなく、大きな音が鳴り響く空間は、さらに脳の刺激が増してしまいます。
楽しみすべてを避けるわけにもいかないので、お出かけの日までに万全に体調を整えておくこと、少しでも光や音を低減できる工夫も考えることなどで、片頭痛のきっかけを予防していきましょう。
緊張型頭痛を防ごう
肩や首周りの血流が滞ることが原因で起こる緊張型頭痛。
頭を締め付けられるようなあの痛みは何とも言えませんよね。
緊張型頭痛を予防する生活習慣として、基本の3つをご紹介します。
首や肩を冷やさない
血流の滞りが原因なので、これは根本的な解決につながります。
夏場の冷房は気付かないうちに体を冷やしているもの。
薄手の羽織を1枚増やす、首元にスカーフを巻くなどの工夫をしましょう。
ぬるめのお風呂にゆっくり入る
ぬるめのお風呂にゆっくり入ることで、全身の血流が改善されます。
じわじわと温めたからだは冷めにくく、こり予防に有効です。
適度な運動
じっとしていると痛みが出やすいのが緊張型頭痛の特徴です。
大人になるとなかなか運動する機会がありません。
意識的に取り入れてようやく少し運動不足が解消できる程度。
せっかくやるのなら効果的に!と思う方にオススメなのが、水泳です。
水中では体重の負荷が軽くなるので、余分な負担をかけることなく運動できます。
ウォーキングをする時には姿勢に注意し、猫背にならないよう胸を張って歩きましょう。
こんなことでも予防できる!緊張型頭痛対策
- 正しい姿勢で生活する
- こまめに休憩をし、軽いストレッチを取り入れる
- 自分に合った枕を探す
- ストレス発散
- 深呼吸
まとめ
頭痛予防のコツは、食事・睡眠など毎日繰り返されていることに隠れています。
決して難しいことではなく、どれも今すぐにでも始められそうな簡単なものばかり。
すべてを我慢するのではなく、より良い選択はどちらかという視点で考えれば、ストレスに感じることなく続けられるのではないでしょうか。
快適な毎日のために、1つでも多く実践していけるとよいですね。
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